ESOPONO FABVLAS.


409.
01 ESOPO GA XO-
02   gaino monogatari riacu.
03  COREVO MAXIMO PLANVDE
04  toyu< fite Gregono cotobayori Latinni fon-
05          yaqu xerarexi mono nari.

06  EVROPA no vhi Phrigiatoyu< cunino Tro-
07  ia toyu< jo<rino qinpenni Amoniato yu< satoga    
08  vogiaru. Sono satoni nauoba Esopot yu<-
09  te, yguio< fuxiguina jint(a)iga vogiattaga, sonojidai
10  Europano tencani cono fitoni masatte minicui mo-
11  nomo vorinacattato qicoyeta. Mazzu co<beua toga-
12  ri, manacoua tcubo> xicamo dete, fitomino saqiua
13  tairacani, rio<no fo>ua tare, cubiua yugami, taqe-
14  ua fi(c)(u)(<), yocobarini, xeua cugumi, faraua fare,
15  tared(e)(t)(e) cotobaua domoride vogiatta. Corerano
16  sugata vomotte minicuicoto tenca buso<de atta goto
17  qu,chiyeno taqeta monomo cono fitoni narabu co-
18  toua vorinacatta.
19    Arutoqi xujin Esopoga vyeuo vomouaruru yo<-
20  ua: cugaino sabaqi, aruiua naixo>no toriatcucai na-
21  doua icanimo niyo<majijto miyureba, xemete no>nin
22  no xosauo naritomo ategauo<zuto vomoi sadame,
no>-     

409.
01 エソポ が 生
02   涯の 物語 略。
03  これを マシモ プラヌウデ
04  という 人 グレゴの 言葉より ラチンに 翻
05        訳 せられし もの なり。

06  エウロパ の うち フリヂャという 国の トロ 
07  イア という 城裏(じゃうり)の 近辺に アモニャと いう 里が
08  おぢゃる。その 里に 名をば エソポと いう 
09  て、異形 不思議(いぎゃうふしぎ)な 人体(じんたい)が おぢゃったが、その 時代 
10  エウロパの 天下に この 人に 勝って 醜い 者
11  も おりなかったと 聞こえた。まづ 頭(かうべ)は 尖 
12  り、眼(まなこ)は つぼう しかも 出(で)て、瞳の 先は
13  平らかに、両の 頬(ほう)は 垂れ、首は 歪み、丈 
14  は 低う、横ばりに、背は くぐみ、腹は 脹れ、
15  垂れ出て、言葉は どもりで おぢゃった。これらの 
16  姿 をもって 醜いこと 天下 無双(てんかぶさう)で あった 如
17  く、知恵の 長けた 者も この 人に 並ぶ こ 
18  とは おりなかった。
19    ある時 主人 エソポが 上を 思わるゝ やう
20  は、公界(くがい)の さばき、或いは 内証(ないしょう)の 取り扱い な
21  どは いかにも 似合(にやう)うまじいと見ゆれば、せめて 農人(のうにん)
22  の 所作(しょさ)を なりとも 宛がわうずと 思い 定め、
農具を    
註:
409.03 PLANVDE プラヌデ → Planu<de プラヌウデ(プラヌーデ)

409.04 Grego グレゴ ギリシアのこと。 東洋文庫には、「ゲレゴ」とある。

409.06 EVROPA エウロパ → Euro>pa エウロウパ(エウローパ) 国字本には、「えうろうは」とある。

409.06 Phrigia フリヂャ 国字本には、「ひりしや」とある。東洋文庫には、国字本に倣い「ヒリジヤ」としている。

409.06 Toroia トロイア 国字本・岩波文庫・東洋文庫には、「トロヤ」とある。

409.07 Amonia アモニャ 国字本には、「あもうにや」とある。

409.22-410.01 sadame, no>guuo さだめ、のうぐを (定め、農具を)
東洋文庫では、「定め、一農具を」となっている。これはおそらく、改ページの区切りの記号と、「一」を勘違いしての誤植であろう。


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