ESOPONO FABVLAS.


427.     ESOPO NO XOGAI NO COTO.

01  giato yu<te, monoyu< monomo nacatta. Sonotoqi
02  Esopo tadaima soregaxi vaxino xisaiuo mo<so<to su-
03  redomo, fitono gueninto x(i)te xucunno mayede jiyu<
04  ni monomo<sucotomo fabacari nareba, conoza(n)i
05  vaga xu< Xanthono gozarucoto nareba, foxijmamani
06  mo<sarenu: tadaima vaga fudaino tocorouo xa(m)en
07  araba, sono inyenuo danjo>zuruto yu<ta. Saredomo
08  Xantho sucoximo do>xin no<te, catcute arumajiicoto-
09  giato fachiuo farauaretaredomo, tocorono xugo ana
10  gachini xamenuo couaruruniyotte, chicarani voyo-
11  baide banminno mayede connichi yoriua Esoponi
12  itomauo torasuruzoto iuareta. Sonotoqi Esopo ta-
13  daimano vonjo<ua sumiyacani xoninno mimini vo-
14  chigataito yu<te, betnin vomotte Xanthono cotobano
15  gotoquni co<xo<ni saqebaxe, sate sononochi sancouo
16  xizzumesaxete vax(i)no xisaiuo nobeta. Cano vaxi
17  xugono yubiganeuo vbaitorucotoua, yono guideua
18  nai: vaxiua xocho>no vo<gia, tano cun(i)no teivo<cara
19  cono satouo vo<rio<xerare, sono chocumeino xitani
20  naro<zurutoyu< guigiato yu<te satta. Soreyori yaga
21  te Lidiano cunino Cressoto mo<su teivo< yori chocu-
22  xiuo taterare, sono (s)atocara toxigotoni quanbunno
23  mitcuqimonouo sasaguetatematcure: cono chocu-
24  gio<uo somucaba, cotogotocuuo xemetorareo>zuruto
no    

427.     エソポ の 生涯 の こと。

01  ぢゃ」と 言うて、物言う 者も なかった。その時
02  エソポ 「ただいま 某(それがし) 鷲の 仔細を 申さうと す
03  れども、人の 下人(げにん)と して 主君の 前で 自由
04  に もの申すことも 憚り なれば、この座に
05  我 が主(しゅう) シャントの ござること なれば、ほしいままに
06  申されぬ、ただいま 我が 譜代の ところを 赦免
07  あらば、その 因縁(いんえん)を 談じょうずる」と 言うた。されども
08  シャント 少しも 同心 無うて、「かつて あるまじい事
09  ぢゃ」と 鉢を 払われたれども、所の 守護 あな
10  がちに 赦免を 乞わるゝによって、力に 及
11  ばいで 万民の 前で 「今日(こんにち) よりは エソポに
12  暇(いとま)を 取らするぞ」と 言われた。その時 エソポ 「た
13  だいまの 音声(おんじゃう)は すみやかに 諸人の 耳に
14  落ち難い」と 言うて、別人(べつにん) をもって シャントの 言葉の
15  如くに 高声(かうしゃう)に 叫ばせ、さて その後(のち) 三戸(さんこ)を
16  鎮めさせて 鷲の 仔細を 述べた。「かの 鷲
17  守護の 指金(ゆびがね)を 奪い取ることは、余の 儀では
18  ない、鷲は 諸鳥の 王ぢゃ、他の 国の 帝王から
19  この 里を 押領(わうりゃう)せられ、その 勅命の 下(した)に
20  ならうずるという 儀ぢゃ」と 言う て去った。それより やが
21  て リヂャの 国の クレッソと 申す 帝王 より 勅
22  使を 立てられ、「その 里から 年毎に 過分の
23  貢(みつき)ものを 捧げ奉れ、この 勅
24  定を 背かば、ことごとくを 攻め取らりょうずる」と
の    
註:
427.15 三戸(さんこ) 人間の三つの感覚、目・耳・口 のこと。

427.21 Lidiano リヂャ 国字本には、「りいひや」とある。

427.21 Cresso クレッソ 東洋文庫には、「ケレツソ」とある。国字本には、「けれそ」とある。

427.22 quanbunno  かんぶんの (過分の) 東洋文庫には、bの前のnは、母音が鼻音化したもの。との説明がある。
ただし、これ以外では、quabun と表記されている。

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