485. ESOPO NO FABVLAS. 01 te inudomo yo<yacu mixittato vomo> toqi, fisocani 02 xinobiiro<to sureba, tcune yorimo inudomoga nauo 03 foyemauaru tocorode, nusubito inuni yu<ua: sate- 04 mo vonoreua vaga vonuo xiranu monocana! miga 05 vonoreni tcuneni fubinuo cuuayetaua conotoqi mixi 06 rareo> tame giato: inuga mata nusubitoni cotayete 07 yu<ua: sochiga tamatama fitocuchino Panuo cure, ta- 08 nenno xujinno quabunno zaifo>uo torigotoua cuxe 09 goto gia: isoide socouo tachisareto yu<ta. 10 Xitagocoro. 11 Xujinni cocorozaxiuo fuco< suru monoua sucoxi 12 no riniyotte, vouoquno vonuo vasurenu mono gia. 13 Saredomo futagocorono aru monoua sucoxino riuo 14 mottemo amatano vonuo vasururu. 15 Voita inuno coto. 16 Arufito ychimotno inuuo co<taga, toqitoxite ino- 17 xixi, canoxixinimo voitcucazu, aruiua tabitabi cui 18 tomenandaniyotte, buchiuo atcureba, inuga caxi- 19 comatte mo<xitaua: vaga toxizacarino toqiua, cano 20 xixi, inoxixiuomo yarazu, sugosazu, iqitoxi iqeru 21 monouo cuitodomete chu<xetuo tcucuitaredomo, 22 imaua sudeni youaimo catamuite, famo nuqe, chi- 23 caramo vochite, tada yonotcuneno inunimo vototta. 24 Satemo ninguenua vaga yeco bacariuo fonni xite, sa
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485. エソポ の ハブラス。 01 て イヌども 漸く 見知ったと 思う 時、密かに 02 忍び入(い)らうと すれば、常 よりも イヌどもが なお 03 吠え回る ところで、盗人 イヌに 言うは、「さて 04 も おのれは 我が 恩を 知らぬ 者かな！ 身が 05 おのれに 常に 不憫を 加えたは この時 見知 06 らりょう ため ぢゃ」と、イヌが また 盗人に 答えて 07 言うは、「そちが たまたま 一口の パンを くれ、多 08 年の 主人の 過分の 財宝を 取りごとは 曲(くせ) 09 事(ごと) ぢゃ、急いで そこを 立ち去れ」と 言うた。 10 下心。 11 主人に 志しを 深う する 者は 少し 12 の 利によって、多くの 恩を 忘れぬ もの ぢゃ。 13 されども 二心(ふたごころ)の ある 者は 少しの 利を 14 もっても あまたの 恩を 忘るゝ。 15 老いた イヌの こと。 16 ある人 逸物(いちもつ)の イヌを 飼うたが、時として イノ 17 シシ、カノシシにも 追いつかず、或いは 度々 食い 18 止めなんだによって、鞭(ぶち)を 当つれば、イヌが かし 19 こまって 申したは、「我が 年盛(としざかり)の 時は、カノ 20 シシ、イノシシをも 遣らず、過ごさず、生きとし 生ける 21 ものを 食い留めて 忠節を 尽くいたれども、 22 今は 既に 齢(よわい)も 傾いて、歯も 抜け、 23 力も 落ちて、ただ 世の常の イヌにも 劣った。 24 さても 人間は 我が 依怙(えこ) ばかりを 本に して、 |
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