ESOPONO FABVLAS.473. エソポのハブラス2.05 (473.08--473.22)炭焚きと、洗濯(せんだく)人のこと。 ある炭焼き洗濯人のもとに行ってみれば、家も広う、間々(まま)も多いを見て、「いかに主(あるじ)、我が借用した家は膝を入るるにも足らず、狭ぼう難儀に及べば、慈悲の上からこの一間を我にお貸しゃれ」と言えば、主答えて言うは、「仰せはもっともなれども、我が身にとっては叶い難い、故を如何にというに、身が一七(ひとなぬか)の間
洗い清みょうほどのものを そなたのひと時召さりょうことをもって汚(けが)さりょうずれば、少しの間も叶うまじい」と。 注: ・類話などについて タウンゼント 5.炭屋と洗濯屋あるところに、働き者の炭屋が住んでいた。ある日のこと、炭屋は友人の洗濯屋にばったり出合った。そして洗濯屋に、自分の所へ来て、一緒に住まないか……? そうすれば、家計は助かるし、一生楽しく暮らせるからと熱心に誘った。すると、洗濯屋はこう答えた。 「私は、あなたと住むことなどできません。だって、私が洗濯して、白くしたそばから、あなたは、黒くしてしまうでしょうからね……」 水と油は混ざらない。 Perry29 Chambry56 Charles81 TMI.U143 (Aesop) L’Estrange 68 ツグミとツバメ「ねえ、お母さん」ツグミが言った。「僕のようにツバメと友達になった者は、今まで誰もいなかったんでしょう」「この子はなんてことを言っているんだろう」母親が言った。「またっくお前のような馬鹿なツグミの子をもった母親は今までいなかったろうに。同じ気候や季節に共に暮らすことのできない者同士の友情を云々するとはね。一方は夏に暮らし、もう一方は冬に暮らすのですよ。お前を生かしておく季節が、お前の友だちを殺すんだよ」 教訓: 同盟や結婚や組合や共同体や親交や提携や貿易など、市民の関係などの契約には厳密な決まりが必要であり、その上、気質や性質や本性をきちんと尊重する決まりが必要がある。 Cf.TMI.J429.1 Type246* |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||