ESOPONO FABVLAS.

 

ESOPONO FABVLAS.

492.
        Vonagadorito, cujacuno coto.                             12

  Xocho> yxxoni atcumatte fio<gui xite yu<ua: yo-
nonacano monouo mi(r)uni, teio<uo motanu ychirui
ua naini, qedamononi votoro< xisaiua nai. Izasaraba co     15
no xocho>no nacayori s(a)ichi yoqu, guei tani sugure
rareta j(i)ntaiuo co<xenni cacauarazu, connichi yori tori
no vo<to auogui mochiyo>zuruto iyeba, vonovono co
nogui mottomoto do>xin x(i)te yerabu tocoroni, cuja
cu saxidete yu<ua: negauacuua vareuo teivo<to auo-       20
gareyocaxi: totemo vonovonono nacani vaga qiyo>
ni nita catagatamo arumaito yu<. Sonotoqi vonaga
dori cujacuno vo>xe chicago(r)o qicoyenu xidai gia:
moxi vaxinadono yo<na vayacujin varerani toricaqe,          24

493.
ychidaijini voyobaxo>zuru toqi, qixono sono tcuba-
sano vtcucuxu< ficaru bacarideua fuxeguiyesaxerare
maizo: xo<tocu fitouo vosamuru monoua sono qiyo>
niua yoranu: sonomini sonauaru chisai(t)o, cocorono
yu<qini qiuamaruzoto yu<te, cunjuno mayede sanzan          05
ni fagiuo cacaxeta.

        Xitagocoro.

  Ninminuo tcucasadoru monoua xiqixinno birei
na bacarideua sumanu: vonagadorino yu< gotoqu, qen
saini yoruzo.                                                                 10


エソポのハブラス2.32 (492.12--493.10)

尾長鳥と、クジャクのこと。

 諸鳥一所に集まって評議して言うは、「世の中のものを見るに、帝王を持たぬ一類はないに、獣(けだもの)に劣ろう仔細はない。いざさらばこの諸鳥の中より才知よく、芸 他に優れられた人体(じんたい)を高賤(こうせん)にかかわらず、今日(こんにち)より鳥の王と仰ぎ用ようずる」と言えば、各々「この儀もっとも」と同心して選ぶところに、クジャクさし出て言うは、「願わくは我を帝王と仰がれよかし、とても各々の中に 我が器用に似た方々(かたがた)もあるまい」と言う。その時 尾長鳥「クジャクの仰せ近頃聞こえぬ次第ぢゃ、もしワシなどのような枉惑人(わやくじん) 我らにとり掛け、/一大事に及ばしょうずる時、貴所のその翼の美しゅう光るばかりでは防ぎ得させられまいぞ、生得(しょうとく) 人を治むる者はその器用にはよらぬ、その身に備わる知才と、心の勇気に極まるぞ」と言うて、群衆(くんじゅ)の前で散々に恥をかかせた。

    下心。

 人民(にんみん)を司る者は色身(しきしん)の美麗(びれい)なばかりでは済まぬ、尾長鳥の言う如く、賢才によるぞ。



・類話などについて

Ernest Griset p91 孔雀とカケス

  ある時、鳥たちは自分たちの王様を選ぼうと皆で集まった。孔雀は中でも有力であった。彼は立派な尾を広げて、さも威厳があるように、もったいぶって歩いた。彼は素晴らしい外見で、愚かな者たちの目を釘付けにした。そして賞賛を浴びて王様に選ばれた。 人々が彼を王様として宣言しようとしたまさにその時、カケスが集会の真ん中に進み出た。そして新しい王様にこう言った。
「あなた様が王様に選ばれましたことは、喜ばしい限りですが、この卑しい私に一つ質問するお許しをお与え下さい。 我々は王様であるあなた様に、生命と財産を委ねます。ところで、昔そうであったように、もし今後、鷲やコンドルや鳶など、我々の手に負えない鳥たちが襲いかかってきたら、あなた様は、我々をどのように守って下さるのですか?」
  この核心を突いた問いかけに、鳥たちは目から鱗が落ちたように、自分たちの選択の誤りを悟った。彼らは、孔雀を選ぶのを取りやめ、そして、それ以来鳥たちは、孔雀を虚飾に彩られた詐欺師と見なすようになった。そして、カケスを一番の弁論家であると見なすようになった。

Perry219 Chambry334 TMI.J0242.4 (Aesop)


ペリー652 カッコウと鳥たち

  鳥の王を選ぶために鳥たちが集められた時のこと、鳥たちは、遠くで鳴くカッコウの歌声を聞いて、その澄んでよく通る声に魅了された。しかし、皆、その声の主が誰なのか分からなかった。鳥たちは、こんなに素晴らしい歌声を持つ鳥こそが王に相応しい。……もしろん、立ち居振る舞いや精神もこの歌声と同じようであるならばの話ではあるが……と語り合った。こうして、鳥たちは、この鳥の挙措や精神を見るために、シジュウカラを遣わした。シジュウカラは、カッコウと同じ木にとまり、すぐ横で彼をよく観察した。すると、カッコウの容貌は陰鬱そのもので、頭は項垂れ、高貴な歌声の主には全く似つかわしくなかった。これらの特徴からすると、彼が愚鈍な怠け者であるのは明らかだったが、それでもシジュウカラは、カッコウの性格を更に推し量ろうと、木のてっぺんへ飛んで行くと、カッコウの頭にフンを落とした。こんなことをされてもカッコウは、無頓着でいた。シジュウカラは皆の許へ帰って来ると、カッコウが臆病者であることを告発し、どんな鳥よりも統治者に相応しくないと言った。こうして鳥たちは、ワシを王様に選んだ。


タウンゼント 57.虚飾で彩られたカラス 

  ある、言い伝えによると、ジュピター神は、鳥たちの王様を決めようとしたことがあったそうだ。ジュピター神は、鳥たちの集まる日時を決め、その中で一番美しい者を王様にするというお触れを出した。
 カラスは自分が醜いことを知っていたので、美しく装うために、野や森を見てまわり、他の鳥たちが落とした羽を拾い集め、身体中に貼りつけた。
 約束の日、鳥たちはジュピター神の前に集まった。そして、色とりどりの羽で着飾ったカラスも姿を見せた。ジュピター神は、カラスの羽が美しいので、彼を、王様にしようとした。 
 すると、鳥たちは、憤然と異議を申し立て、それぞれ自分の羽をカラスから引き抜いた。

 結局、カラスに残されたのは、自分自身の羽だけだった。

Pe101 Cha162 Ba72 Charles51 TMI.J951.2 (Aesop)

タウンゼント 68.キツネとサル

 ある日のこと、サルが、動物の集会で踊りをおどった。サルの踊りは、皆を大変喜ばせたので、動物たちはサルを王様に選んだ。
 キツネは彼の栄誉を妬み、肉の塊が仕掛けられている罠を見つけると、サルを案内し、……どうぞ王国の宝物として、お納め下さいと言った。サルは、注意も払わずに近づいて、罠にあっさりと捕まった。サルは、キツネの不実を咎め立てた。
 するとキツネがこう答えた。
「おお、おサルさんや。そんな知恵足らずで、王様気取りとは・・・・・・」

Pe81 Cha38 Laf6.6 TMI.K730.1,  K815  (Aesop)


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