ESOPONO FABVLAS.

 

ESOPONO FABVLAS.

501.
        Ro<jinno coto.                                      14

  Aru toxiyorino yamagatcu taqiguiuo cataguete ya      15
ma yori detaga, cutabire fatete taqiguiuoba catauara
ni voroxivoite, fitato tauorefuite, toiqiuo tcuite yu<-
ua: ara vtomaxiya! nagaiqiuo xite cono yo<na xinro<
uo xo>yorimo, ima xindaua maxide aro<: saigoua do
coni yruzo coicaxito yu<tocoroye, Mortega fiotto qi      20
te coreni ymarasuru: nanno goyo>zoto iyeba: sonoto-
qi voqiagatte, amari cutabiretani cono taqiguiuo co<
riocu xite migacatani vocatague areto fazzuita.            23

502.
        Xitagocoro.

  Xinitaqito yu<ua, vqiyono cuchizusami, macotono
toqiua x(i)narezaru monouoto yu< tcure gia.                 03


エソポのハブラス2.44 (501.14--502.03)

老人のこと。

 ある年寄りの山賤(やまがつ) 薪(たきぎ)を担(かた)げて山より出たが、くたびれ果てて薪をば傍らに下ろし置いて、ひたと倒れ伏いて、吐息をついて言うは、「あら疎ましや! 長生きをしてこのような辛労をしょうよりも、今死んだはましであろう、最期は何処にいるぞ 来いかし」と言うところへ、モルテがひょっと来て「これに居まらする、何(なん)の御用ぞ」と言えば、その時起き上がって、「余りくたびれたに この薪を合力(こうりょく)して身が肩にお担(かた)げあれ」と外(はづ)いた。

    下心。

 死にたきと言うは、浮世の口ずさみ、真(まこと)の時は死なれざるものをというつれぢゃ。


・類話などについて

タウンゼント 85.老人と死神

 その老人は、森で木を切り出し、切り出した木材を町へ運ぶ仕事をしていた。
 ある日のこと、老人はいつものように、重い荷物を背負って、長い道のりを歩いていたのだが、とうとう、精も根も尽きてしまい、道ばたにへたり込むと、背中の荷を放り出し、「ああ、もう死んでしまいたい。」 と深く溜息をついた。
 すると、突然、死神が現れ、私を呼んだのはお前か? と尋ねた。
 老人は、慌ててこう答えた。
「おお、ちょうどよいところへ来てくれました。この荷物を背負うのを、ちょっと手伝ってくれませんか?」

Perry60 Chambry78  Hou69 La Fontaine1.16 Krylov5.10 
TMI.C11 Type845  (Aesop)

TMI.K1971. 像の陰に隠れて神様の振りをして語りかける。

日本昔話通観インデックス 898 本音は生きたい

爺に先立たれた婆が、いつも寺参りして、早く往生させてほしい、と祈願していると、本尊の陰に隠れた小僧が、願いをかなえ今夜迎えにいく、と告げる。婆、この仏には冗談も言えない、と走って帰る。

・その他
グリム KHM 139 ブラーケルの小娘
グリム KHM128 なまけものの糸くり女
ハンガリー民話集 26 アラニュ・ジャーダ  岩波文庫
スペイン民話集 7 目の見えなくなった靴屋 岩波文庫
日本昔話通観インデックス 236B 隣の寝太郎---井戸神型
日本昔話通観インデックス 607 和尚と小僧---おれは水神


         INDEX  BACK  NEXT
 
                    著作権はhanamaが有します。   


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送