ESOPONO FABVLAS.

 

ESOPONO FABVLAS.

456.
      Vo>cameto, butano coto.                                              06

  Aru buta couo vmo<to suruni, vo>camega qite yu<-
ua: qenjit mo<xiauaxo>zuru xiruxito xite, tadaima go
sanno miguirino chicarauo soyo> tameni maittato iye
ba, butano yu<ua: iyaiya soreua fabacarigia: cotosara               10
sa~(g)o, sanjenno miguiriniua miguruxij coto nomi vauo>
gozareba, to>to> cayeraxerareito iyeba, mata vo>cameno
yu<yo<ua: cocorozaxiga asaquua, najeni coremadeua
mairo(<)zo? jefino< coreni todomatte chicarauo soyeide-
uato iyedomo, buta anagachini jitai suruniyotte,                        15
todmarunimo(todomarunimo) voyobazu, vo>camemo cayeri, bu-
tamo cocoroyasu< sanuo xita.

      Xitagocoro.

  Feijei fuuana monono nanguiuo sucuuo<to yu<co
toua arumajij: isasacamo sono cotobauo xinzuruna.                       20


エソポのハブラス1.14 (456.06--456.20)

オウカメと、ブタのこと。

 あるブタ 仔を産もうとするに、オウカメが来て言うは、「兼日(けんじつ)申し合わそうずる徴(しるし)として、ただいま御産(ごさん)のみぎりの力を添ようために参った」と言えば、ブタの言うは、「いやいやそれは憚りぢゃ、ことさら産後、産前のみぎりには見苦しいことのみ多う御座れば、とうとう帰らせられい」と言えば、またオウカメの言うようは、「志が浅くは、なぜにこれまでは参ろうぞ? 是非のうこれに留まって力を添えいでは」と言えども、ブタ あながちに辞退するによって、留まるにも及ばず、オウカメも帰り、ブタも心安う産をした。

   下心。

 平生不和な者の難儀を救おうということは有るまじい、聊かもその言葉を信ずるな。


注:
456.09 soyo> そよう(添よう) → soye> そえう(添えう)の誤りか?
岩波文庫、東洋文庫では、「添へう」とする。

456.17 sanuo xita. web版では、fanuo xita. とある。


・類話などについて

L’Estrange22 狼と豚

 狼が横になっている母豚の所へやって来て、子豚たちの面倒を見てやると大変親切に申し出た。母豚は、狼の愛情に礼儀正しく感謝を述べて、こう言った。
「どうかお願いですから、子どもから離れて下さい。離れてくれることが、一番の親切です」

教訓:  我々にとって、親切の名のもとに行われること程、危険なものはない。

Perry547  Phaedrus6.19  Caxton2.04  TMI K2061.6 (Ph)

タウンゼント 75.ネコとニワトリたち

 ネコは、ニワトリたちが病気だという噂を聞きつけると、黒い鞄とステッキを持って、鶏小屋を訪問した。
 ネコは扉をノックすると、中のニワトリたちに、……私は医者です。さあ、病気を治してあげましょう。と言った。すると、ニワトリたちはこう答えた。
「いえ、結構、皆元気です。……あなたが、ここから立ち去ってくれさえすれば、これからも、私たちの健康が損なわれることはありません」

Pe7 Cha14 H16 Ba121 Charles31 TMI.K2061.7 (Aesop)


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