古活字版 伊曽保物語 変体仮名 01 流乃古とくに我をい満しめ給ふな利志か利とい 02 へともとひ登なる八ひらう尓や乃えし津との国王 03 よ利さ多めて 04 あへ須八うち屋く婦ちんのや徒八ら可天下むさう 05 の才人を可ゝたる山のい者本よ利と徒て下尓於し 06 をと春其時いそ本者てに遣流と可やあん乃古と具 07 08 それよ利して可能いそ本可物語を世尓徒多へ侍也 09 十 いそ本物乃たとへを飛幾遣る事 10 津ら/\人間乃阿利さ満をあん須る耳 11 【イソホ 中 十三】 12 なし佐連八こ能ま幾物を一 13 あ利 14 八世利され八 15 遍し 16 むる 17 つて古連をもちい須ふ三の介てをの連可え志きを 18 もとむ 19 と利耳古となら須たま乃ことくなるよ幾道を八 20 すこしも 21 春も能な利とそみえ侍利介累 22 十一 狼とひ徒しの事 |
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名 01 るのことくに我をいましめ給ふなりしかりとい 02 へともとひと 03 よりさためて 04 あへすはうちやくふちんのやつはらか天下むさう 05 の才人をかゝたる山のいはほよりとつて下におし 06 をとす其時いそほはてにけるとかやあんのことく 07 08 それよりしてかのいそほか物語を世につたへ侍也 09 十 いそほ物のたとへをひきける事 10 つら/\人間のありさまをあんするに 11 【イソホ 中 十三】 12 なしされはこのまき物を一 13 あり 14 はせりされは 15 へし 16 むる 17 つてこれをもちいすふみのけてをのれかえしきを 18 もとむ 19 とりにことならすたまのことくなるよき道をは 20 すこしも 21 すものなりとそみえ侍りける 22 十一 狼とひつしの事 |
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