古活字版 伊曽保物語 変体仮名

01 道理至極な利となんいひ介流そ能古と具いま多我
02 身に八しめよ利奈支事をあたらし具志い多春八
03 可へ徒てそ能くゐあ流物な利古との乃ち尓ちたひ
04 くゐんよ利八古と乃さ支尓一たひも案せん尓は志
05 可しとそみえ遣流い佐ゝ可能なけきを志のひ可年
06 て加ゑ津て大なんをうく流物お本し可る可ゆへ尓
07 古とわさにいふせうなんを志乃くされ者可へ津て
08 たい本うを見多類ともみえた利
09    廿七  可ら須とくしやく乃事
10 あ流時烏くし屋くを見て可能徒者さ尓さ満/\乃
11 あやあ流事をうら屋三とあ流こ可け尓くし屋く

【イソホ 中 廿六】

12 乃者の於ち介流をひ路ひと津て我尾は尓さしそへ
13 て孔雀乃ふ流まひをなしわ可者う八ひを阿なつ利
14 遣利くしやく此よしを三て汝八い屋しきから須乃
15 身とな利なんそわ連ら可ふ流まひなし介累楚とて
16 思ふまゝにいましめてまし八利を奈さ須そ能とき
17 から須毛との八う八ひ尓いふやう我よしな起婦累
18 まひを奈してち志よくをう具る乃三なら須さん
19 /\尓いましめら連ぬ御辺多ち八わ可支人な連八
20 けう可う楚のふ累まひを奈し給ふなとて申遣る
21 其古とくみいや志うしてか見徒可多のふる満ひを
22 奈しあるひ八まし八利をな世はつ井耳をの連可
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名

01 道理至極なりとなんいひけるそのことくいまた我
02 身にはしめよりなき事をあたらしくしいたすは
03 かへつてそのくゐある物なりことののちにちたひ
04 くゐんよりはことのさきに一たひも案せんにはし
05 かしとそみえけるいさゝかのなけきをしのひかね
06 てかゑつて大なんをうくる物おほしかるかゆへに
07 ことわさにいふせうなんをしのくされはかへつて
08 たいほうをみたるともみえたり
09    廿七  からすとくしやくの事
10 ある時烏くしやくを見てかのつはさにさま/\の
11 あやある事をうらやみとあるこかけにくしやく

【イソホ 中 廿六】

12 のはのおちけるをひろひとつて我尾はにさしそへ
13 て孔雀のふるまひをなしわかはうはひをあなつり
14 けりくしやく此よしをみて汝はいやしきからすの
15 身となりなんそわれらかふるまひなしけるそとて
16 思ふまゝにいましめてましはりをなさすそのとき
17 からすもとのはうはひにいふやう我よしなきふる
18 まひをなしてちしよくをうくるのみならすさん
19 /\にいましめられぬ御辺たちはわかき人なれは
20 けうかうそのふるまひをなし給ふなとて申ける
21 其ことくみいやしうしてかみつかたのふるまひを
22 なしあるひはましはりをなせはつゐにをのれか
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