古活字版 伊曽保物語 変体仮名

01 八御いと満申とてさらんと須尓は鳥申介流八
02 い可尓狐鳥け多も能乃中奈越里し介流於利ふしな尓
03 事可八候へ幾そこにまちて犬とまし八利給へと
04 佐ゝへけ連八きつ年可さねて申やうもし可能いぬ
05 中奈越流事志ら春八王可多めにあし可利なんとて
06 尓けさ利ぬそ能古とくたとひ人我尓あ多を奈すへ
07 きも能とさと流ともあ多をも川てむ可ふへ可らす
08 加連可ふ里屋く尓てむ可はゝ我毛ふ里やくを毛つ
09 て志利そく遍し
10    丗六  (者ら)と五多い乃事
11 あ流時五たい六こんをさ支として者らをそ年んて

【イソホ 中 丗五】

12 申介流八わ連らめん/\八幼少乃ときよ利そ能
13 い登奈三をな須とい遍とも件乃八らといふもの八
14 王可うよ利終尓奈春事なくてあま津さへわ連ら
15 をめしつ可ふわさをなんし介流言語多うたん幾
16 徒く王いの志多いな利いまよ利以後可能者ら耳
17 志多可ふへ可らすとて五三日八五たいろ津こん何
18 事も世須志よくしをも登ゝめて於る本と尓初八
19 者ら一人のなん支と楚みえ遣る可くて日数経耳
20 介累本と尓奈し可八よ可流へ幾五体路徒こんめい
21 八くしてつ井尓く多ひれき八ま流こんきうする尓
22 於よひてもと能古とく八ら尓志多かふへしといふ
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名

01 は御いとま申とてさらんとすには鳥申けるは
02 いかに狐鳥けたものの中なをりしけるおりふしなに
03 事かは候へきそこにまちて犬とましはり給へと
04 さゝへけれはきつねかさねて申やうもしかのいぬ
05 中なをる事しらすはわかためにあしかりなんとて
06 にけさりぬそのことくたとひ人我にあたをなすへ
07 きものとさとるともあたをもつてむかふへからす
08 かれかふりやくにてむかはゝ我もふりやくをもつ
09 てしりそくへし
10    丗六  (はら)と五たいの事
11 ある時五たい六こんをさきとしてはらをそねんて

【イソホ 中 丗五】

12 申けるはわれらめん/\は幼少のときよりその
13 いとなみをなすといへとも件のはらといふものは
14 わかうより終になす事なくてあまつさへわれら
15 をめしつかふわさをなんしける言語たうたんき
16 つくわいのしたいなりいまより以後かのはらに
17 したかふへからすとて五三日は五たいろつこん何
18 事もせすしよくしをもとゝめておるほとに初は
19 はら一人のなんきとそみえけるかくて日数経に
20 けるほとになしかはよかるへき五体ろつこんめい
21 はくしてつゐにくたひれきはまるこんきうするに
22 およひてもとのことくはらにしたかふへしといふ
中目録2  戻る  次へ
著作権はhanamaが有します。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送