古活字版 伊曽保物語 変体仮名 01 申け連八野牛む可ひよ利ひた利右に者志利可ゝ里 02 角尓て狼乃ふと八らを可支き徒天そ能身八山尓そ 03 入に介流狼幾須を可うむ里てこ八志阿者世わろ支 04 事哉と者奈いきならしてそこを過ぬ又河乃本と里 05 丹ふ多おや子あそひゐ介流所を是古そと思ひふた 06 尓むか徒て申介流八汝可子をえし幾と須遍し心 07 えよと申介れ八ふ多心えて云とも可うも御はからひ 08 尓満可世侍るへしたゝし我子八いま多よう世う 09 尓候へはかいえんをさ津遣須候見申世は御出家 10 乃御身な利御気ちえん耳かいをさつ遣給へ可し 11 と望け連八本めあけられてさらはといふ八し乃上 【イソホ 下 十】 12 丹の本利てこゝ尓き多連と申遣るを婦た我子を 13 つ連て行さ満尓徒とよ利て八しよ利下耳つ支 14 於とし我身八家尓そ可へ里遣る狼うきぬ志津みぬ 15 な可されてやう/\と八ひあ可利あら夢三悪や 16 八 鳩と阿利乃事 17 あ流河の本と里にあ利あそふ事有介利俄尓水 18 可さ満さ利きて可能あ利をさそひな可累うきぬ志 19 徒三ぬ須る所尓者と木末よ利是を三て阿八連なる 20 阿利さ満可奈と木すゑをちとくひき津て河の中に 21 於登しけ連八あ利古連尓の津てなきさにあ可利ぬ 22 可ゝ里介流所に有人さ本のさ支尓と利もちを付て |
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名 01 申けれは野牛むかひよりひたり右にはしりかゝり 02 角にて狼のふとはらをかききつてその身は山にそ 03 入にける狼きすをかうむりてこはしあはせわろき 04 事哉とはないきならしてそこを過ぬ又河のほとり 05 にふたおや子あそひゐける所を是こそと思ひふた 06 にむかつて申けるは汝か子をえしきとすへし心 07 えよと申けれはふた心えて云ともかうも御はからひ 08 にまかせ侍るへしたゝし我子はいまたようせう 09 に候へはかいえんをさつけす候見申せは御出家 10 の御身なり御けちえんにかいをさつけ給へかし 11 と望けれはほめあけられてさらはといふはしの上 【イソホ 下 十】 12 にのほりてこゝにきたれと申けるをふた我子を 13 つれて行さまにつとよりてはしより下につき 14 おとし我身は家にそかへりける狼うきぬしつみぬ 15 なかされてやう/\とはひあかりあら夢み悪や 16 八 鳩とありの事 17 ある河のほとりにありあそふ事有けり俄に水 18 かさまさりきてかのありをさそひなかるうきぬし 19 つみぬする所にはと木末より是をみてあはれなる 20 ありさまかなと木すゑをちとくひきつて河の中に 21 おとしけれはありこれにのつてなきさにあかりぬ 22 かゝりける所に有人さほのさきにとりもちを付て |
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