ESOPONO FABVLAS.


432.     ESOPO NO XOGAI NO COTO.

01  conotabi Lidiano cocuvo<no chocusatuo coconi
02  motte maittato yu<te, rinxiuo firaite tacaracani yo-
03  meba, sono tocorono xugouo fajimeto xite, ro>-
04  nhacu nanho yorocobino mayuuo firaqi, ando xita
05  arisamaua, macotoni tatoyeuo toruni tameximo nai
06  fodoni attato mo<su.
07  Sononochi Esopo xococuye vatari, michiuo to
08  qivoxiyureba, Babiloniatoyu< taicocuno Lyceroto
09  mo<su teivo< cono Esopouo cho>aiatte catajiqenaqu-
10  mo vonmi chico< mexivocaxerareta. Sonocoro  
11  xococuno teivo< yori tagini fuxinvo chocusatuo vo-
12  curi, sonofuxinuo firacaneba, arufodono tacarauo
13  tatematcuraruru cataguiga gozatta. Xicareba Babilo
14  niaye xococucara caquru fuxinuoba Esopoga chiria-
15  cuvomotte tayasu< firaite yari, Babiloniacara caqe-
16  raruru fuxinuoba tacocucara firaqu cotoga mareni
17  attato qicoyeta. Saareba Babiloniaua motoyori tai-
18  cocuto iy, chiriacuto iy, cunino iqiuoimo tanicotoni
19  atte, cunimo fucuyu<ni, tamimo yutacani, teivo<no fo
20  maremo xicaini auogaresaxeraruba, Esopomo mata
21  quan, curaini susumuru cotomo nanomenarananda.
22  Saredomo Esopoua mada xisonuo motanandani
23  yotte, Ennoto yu< quanninno couo yaxinaigotosada
24  mete, yagate cono yoxiuo mo<xiague, sonomino so>
rio<-    

432.     エソポ の 生涯 の こと。

01  この度 リヂャの 国王の 勅札を ここに
02  持って 参った」 と言うて、綸旨を 開いて 高らかに
03  読めば、その 所の 守護を はじめと して、老
04  若 男女 喜びの 眉を 開き、安堵 した
05  有様は、まことに 譬えを とるに ためしも ない
06  ほどに あったと 申す。
07  その後(のち) エソポ 諸国へ 渡り、道を 説
08  き教ゆれば、バビロニャという 大国の リケロ
09  申す 帝王 この エソポを 寵愛あって かたじけなく
10  も 御身 近う 召しおかせられた。そのころ
11  諸国の 帝王 より 互いに 不審の 勅札を
12  送り、その不審を 開かねば、あるほどの 宝を
13  奉らるゝ 形儀(かたぎ)が ござった。しかれば バビロ
14  ニャへ 諸国から 掛くる 不審をば エソポが 知略
15  をもって たやすう 開いて やり、バビロニャから 掛け
16  らるゝ 不審をば 他国から 開く ことが 稀に
17  あったと 聞こえた。さあれば バビロニャは もとより 大
18  国と いい、知略と いい、国の 勢いも 他に異(こと)に
19  あって、国も 福有に、民も 豊かに、帝王の
20  誉れも 四海に 仰がれさせらるば、エソポも また
21  官、位に 進むる ことも なのめならなんだ。
22  されども エソポは まだ 子孫を 持たなんだに
23  よって、エンノと いう 官人の 子を 養い子と定め
24  て、やがて この 由を 申し上げ、その身の 惣(そう)
領(りゃう)    
註:
432.04  nanho なにょ → na~nho なんにょ 「男女」の誤り。

432.04  ando 和らげ02-L-10_14  
Ando suru.
Motono chiguio<ni cayeru coto. I. qizzucaino noita coto.
安堵 する。元の 知行に かえる こと。 気遣いの 退いた こと。」

432.08  Babilonia バビロニャ   国字本には、「はひらうにや」とある。

432.08  Lycero リケロ 国字本には、「りくるす」とある。 東洋文庫には、「リセロ」とある。

432.11  tagini たぢに 岩波文庫・東洋文庫では、tag(a)ini 「たがひに」とする。
筆者もこれに倣い、「互いに」とする。

432.11  fuxinvo ふしんを fuxinno ふしんの 「不審の」の誤りか。

432.20  auogaresaxeraruba あおがれさせらるば (仰がれさせらるば) 
岩波文庫・東洋文庫では、auogaresaxeraru(re)ba 「れ」を補い、「あおがれさせらるれば」とする。

432.23  Enno エンノ 国字本では、「えうぬす」とある。

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