ESOPONO FABVLAS.
500.
Qitcuneto, vo>cameno coto. 21
Qitcune yppiqi yeuo motomeo>to deta tocoroni,
aru vo>cameno yebucurete curainocoita yeuo macu-
rani xite yta tocoroni yuqiyo<te, taburacasabayato vo-
moi, icani vo>camedono, najeni sayo<ni muxosaniua 25
501.
gozaruzo? na~zo desaxerarete toraxerarei caxito iyeba, 01
vo>came yagate cono qeiriacuuo satotte, nantoxitaca
xoro< mottenofoca giato yu<te, fuxidouo saranan(d)a to
corode, (q)itcuneua nicui yatcuga conjo<bonecana! sate
ua xo> cotoga aruzoto vomoi, aru yajinno motoni 05
ytte mig(u)(i)no yo<uo catareba, sono fito tachimachi de
yo(<)te vo>cameuo ba coroita. Tcugufi mata sono to-
coroni dete mireba, miguino qitcune cano vo>came
no atoxiqiuo vo<rio< xite, xindai xite ytauo tomoni so
reuomo vchicoroita. 10
Xitagocoro.
Tano yoicotouo sonemu monoua, sono tcumiga
fenjite mini voyobu mono gia. 13
エソポのハブラス2.43 (500.21--501.13)
キツネと、オウカメのこと。
キツネ一匹 餌(え)を求みょうと出たところに、あるオウカメの餌脹(えぶく)れて食らい残いた餌を枕にしていたところに行き逢(よ)うて、誑かさばやと思い、「如何にオウカメ殿、何故に左様に無所作(むしょさ)には/ござるぞ?
何(なん)ぞ出させられて取らせられいかし」と言えば、オウカメやがてこの計略を悟って、「何としたか所労(しょろう)もっての外ぢゃ」と言うて、臥所(ふしど)を去らなんだところで、キツネは「憎い奴が根性骨(こんじょうぼね)かな! さてはしょうことがあるぞ」と思い、ある野人の許に行って右の様を語れば、その人たちまち出合(でよう)てオウカメをば殺いた。次ぐ日またその所に出てみれば、右のキツネ
かのオウカメの跡式を横領して、進退(しんだい)していたをともにそれをも打ち殺いた。
下心。
他(た)の良いことを嫉(そね)む者は、その罪が変じて身に及ぶものぢゃ。
・類話などについて
L’Estrange 39 狼と狐
狼は安楽に暮らそうと思い、さしあたりの食糧を密かに集めてため込んだ。
すると狐が言った。
「やあ、狼さん。ずいぶんとご無沙汰していましたが、どうしていたのですか?」
すると狼が言った。
「実はね、病気で長いこと寝込んでいたんだよ。どうか、俺がよくなるようにと祈っておくれよ」
狐は狼が弱っていないことに気づき、狼のため込んだ物を奪ってやろうと、羊飼いの許へと急ぐと、その気があるなら、狼の居場所を教えると言った。羊飼いは狐に従い、そして狼を殺した。狐はすかさず、狼のねぐらを手に入れた。しかし、その喜びもつかの間、この同じ羊飼いによって殺された。
教訓: 詐欺師は詐欺に合うものである。彼らは自分のしたことで、同じ報いを受ける。一つのダイヤモンドの分け方を巡り、互いに喧嘩する泥棒を見るのは、痛快である。
Perry568 Caxton3.6 TMI.W181.4
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