古活字版 伊曽保物語 変体仮名

01 れとあ利け連八伊曽保又け多ものゝ舌を登ゝのふ
02 志屋んと古連を三てこ連八世間大一め津らしき物
03 尓てこそあ連阿しきものとはなに事そ登有介れ八
04 伊曽保答云志八らく世遣んの悪事を阿んし候
05 に是禍門也三すん乃舌のさえつ利をも川て五尺の
06 身をそんし候も見奈志多ゆへ能しわさ尓て候八
07 すやと申に志屋んとこの事里やうちやうして
08 ふ多徒の返事を多つと見太まふな利
09  第六  風呂の事
10 あ流とき志屋んといそ本に仰介流八風呂八ひ路起
11 や三て満い連とあ利け連八可しこ満つて満可利出

【イソホ 上 七】

12 其道耳於ゐてあ流人いそ本尓行あふ汝い川く
13 よ利い津加多へゆくそ登とひ介れ八志ら須とこ多う
14 可能人い可川てい八くきく王いな利い楚保ひと乃
15 とふにさ流返事須る物やめしいましめんとき世
16 ら連介れ八い楚保答云佐連八こそさやう尓人尓い満
17 しめら連ん古と越志らさる事尓て侍加と申け連
18 八こさん奈れとてゆ流さ連介流そ能門乃閑多八ら
19 に出入尓さ八利する石あ利此石尓て阿ま多あしを
20 くしきあ流ひ八う地さ具を人古連を見てあ屋し乃
21 いしやとてこ連をのそくい楚保こ連を見て志屋ん
22 と尓申介流婦路尓盤人一人尓て候とみえ侍ると
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名

01 れとありけれは伊曽保又けたものゝ舌をとゝのふ
02 しやんとこれをみてこれは世間大一めつらしき物
03 にてこそあれあしきものとはなに事そと有けれは
04 伊曽保答云しはらく世けんの悪事をあんし候
05 に是禍門也三すんの舌のさえつりをもつて五尺の
06 身をそんし候もみなしたゆへのしわさにて候は
07 すやと申にしやんとこの事りやうちやうして
08 ふたつの返事をたつとみたまふなり
09  第六  風呂の事
10 あるときしやんといそほに仰けるは風呂はひろき
11 やみてまいれとありけれはかしこまつてまかり出

【イソホ 上 七】

12 其道におゐてある人いそほに行あふ汝いつく
13 よりいつかたへゆくそととひけれはしらすとこたう
14 かの人いかつていはくきくわいなりいそほひとの
15 とふにさる返事する物やめしいましめんときせ
16 られけれはいそほ答云されはこそさやうに人にいま
17 しめられんことをしらさる事にて侍かと申けれ
18 はこさんなれとてゆるされけるその門のかたはら
19 に出入にさはりする石あり此石にてあまたあしを
20 くしきあるひはうちさくを人これを見てあやしの
21 いしやとてこれをのそくいそほこれを見てしやん
22 とに申けるふろには人一人にて候とみえ侍ると
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