古活字版 伊曽保物語 変体仮名 01 我ら尓い可なる事をもの楚三申せ後尓の楚まん物 02 八前能乃そみに一者いをあ多へんと乃給へ八よく 03 志んなるも能八な尓事尓てもあ連以ち者い登 04 らんと於もふ尓よて八しめ尓こひ奉ら須今一人能 05 も能八な尓事尓てもあ連人をそ年むものなる尓 06 よて我尓まさ里てか連にとら世んも祢たま志とや 07 思ひ遣ん是も初尓こい奉ら須我さ支せよ人さ支尓 08 世よといとみあらそふ本と耳志こくう徒里介れ八 09 とく/\と輪言ならせ給ふ程丹可能侫人思ふやう 10 こ々奈るやつめ可阿ま利によく志ん婦可支事乃 11 ねたましけ連八可連にあ多を乃楚まんとてすゝみ 【イソホ 下 廿三】 12 いてゝ申介流八志からは王可可多/\乃まなこを 13 ぬ幾たく侍ると楚う志け連八やすき所望とて可多 14 目をぬ可連そ能古とく侫人と云者八人のさ可ふ流 15 事を見て八可那しむ可本尓て内心尓はよ路こふ 16 も能な利され八可能物於{の}連か可多目をぬ可累ゝと 17 いへとも可連可両可んをぬ可ん可ためま津具る志 18 見を可ん尓ん世んと須る尓や此侫人を上覧あつ 19 て御門古連を阿者れ見給ひ今一人八徒ゝかもなく 20 て楚満か利可へ流ひと尓をしか介んと思ふ八ま津 21 わ可身乃具るし見とみえた利ちをふく三て人に 22 者け八まつそ能口け可累ゝと古そ申徒多へけ連 |
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名 01 我らにいかなる事をものそみ申せ後にのそまん物 02 は前ののそみに一はいをあたへんとの給へはよく 03 しんなるものはなに事にてもあれいちはいと 04 らんとおもふによてはしめにこひ奉らす今一人の 05 ものはなに事にてもあれ人をそねむものなるに 06 よて我にまさりてかれにとらせんもねたましとや 07 思ひけん是も初にこい奉らす我さきせよ人さきに 08 せよといとみあらそふほとにしこくうつりけれは 09 とく/\と輪言ならせ給ふ程にかの侫人思ふやう 10 こゝなるやつめかあまりによくしんふかき事の 11 ねたましけれはかれにあたをのそまんとてすゝみ 【イソホ 下 廿三】 12 いてゝ申けるはしからはわかかた/\のまなこを 13 ぬきたく侍るとそうしけれはやすき所望とてかた 14 目をぬかれそのことく侫人と云者は人のさかふる 15 事を見てはかなしむかほにて内心にはよろこふ 16 ものなりされはかの物お{の}れかかた目をぬかるゝと 17 いへともかれか両かんをぬかんかためまつくるし 18 みをかんにんせんとするにや此侫人を上覧あつ 19 て御門これをあはれみ給ひ今一人はつゝかもなく 20 てそまかりかへるひとにをしかけんと思ふはまつ 21 わか身のくるしみとみえたりちをふくみて人に 22 はけはまつその口けかるゝとこそ申つたへけれ |
下目録1 戻る 次へ 著作権はhanamaが有します。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||