古活字版 伊曽保物語 変体仮名 01 多うそく人と加うしうしな八者やとそ申介流 02 評定してそ能日尓もな利し可八道尓て於津可け黄 03 金をさ可し多うそく人と加うして須て尓路う志や 04 世しむやう屋く命もあやうくみえし可八於八利 05 ち可徒支ぬとや思ひ介ん末胡尓云をく事有介利 06 さ連八い尓しへ鳥け多物乃たくひまし者里を奈し 07 介流とき鼡蛙を志やうしてい川き可し徒支もてな 08 須事き八ま利なしそ能後又加い流ねす三を志やう 09 たひ春其きたるにのそんて加い流む可ひ尓出かい 10 累ねす三尓む可川て云やう我毛と八此辺奈利佐多 11 めて案内志らせ給ふ登於保衣候本と尓御む可ひに 【イソホ 中 十二】 12 満可利出侍ると申け連八祢須三可しこま津てよ路 13 こひ楚のと起可い流本そきな八をと利出してみち 14 ひ支奉らんとて祢春三のあし耳古連をゆい津遣 15 た利加くてた可ひ尓河乃本と里にあゆ三よ徒天徒 16 ゐに水の中へ入祢す三あ者てさはいて可いるに申 17 介流八なきけ奈し 18 遣る尓わ連を八加ゝ流うきめ尓あは世給ふやと津 19 ふや支介流所尓とひ此由を三てい三しきゑしき可 20 なと婦多つな可ら徒可みつ井に衣食登奈して介利 21 其古とくい満伊曽保八年す三乃やう尓て御辺たち 22 尓よ起道越をしへ侍らんとす連と御辺たち八可い |
古活字版 伊曽保物語 現字体仮名 01 たうそく人とかうしうしなははやとそ申ける 02 評定してその日にもなりしかは道にておつかけ黄 03 金をさかしたうそく人とかうしてすてにろうしや 04 せしむやうやく命もあやうくみえしかはおはり 05 ちかつきぬとや思ひけん末胡に云をく事有けり 06 されはいにしへ鳥けた物のたくひましはりをなし 07 けるとき鼡蛙をしやうしていつきかしつきもてな 08 す事きはまりなしその後又かいるねすみをしやう 09 たひす其きたるにのそんてかいるむかひに出かい 10 るねすみにむかつて云やう我もとは此辺なりさた 11 めて案内しらせ給ふとおほえ候ほとに御むかひに 【イソホ 中 十二】 12 まかり出侍ると申けれはねすみかしこまつてよろ 13 こひそのときかいるほそきなはをとり出してみち 14 ひき奉らんとてねすみのあしにこれをゆいつけ 15 たりかくてたかひに河のほとりにあゆみよつてつ 16 ゐに水の中へ入ねすみあはてさはいてかいるに申 17 けるはなきけなし 18 けるにわれをはかゝるうきめにあはせ給ふやとつ 19 ふやきける所にとひ此由をみていみしきゑしきか 20 なとふたつなからつかみつゐに衣食となしてけり 21 其ことくいま伊曽保はねすみのやうにて御辺たち 22 によき道ををしへ侍らんとすれと御辺たちはかい |
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