ESOPONO FABVLAS.

 

ESOPONO FABVLAS.

456.
      Cujacuto, carasuno coto.                               21

  Aru carasu vonorega jinbutuo qeo>man xi, cujacu
no faneuo mitcuqete coco caxiconi matoi, jiyo


457.
no carasuuoba vo>qiniiyaxime, vaga vyeua aruma-
jito tobimeguri, cujacuno vchini majiuareba, cuja-
cu yasucarazu vomoi, nangiua vaga ychizocude nai
ni, najeni vaga ychimonno yxo<uoba nusunde qita
zoto torimauaite faguitori, sanzanni cho<chacu xite    05
banacade fagiuo cacaxetareba, naqunaqu carasuno
nacani cuuauari, vofauo subomete cagami mauatta.

      Xitagocoro.

  Tocumo no<te fomareuo cacagueo>zuru monoua ca
narazu fagini auo<zu. Acunin maguirete jenninno         10
nacani majiuaruto yu<tomo, gongo xindaini tachi-
machi sono acuga arauarete fagini voyo>de xirizoco<-
zuru cotoua vtagaimo nai.


エソポのハブラス1.15 (456.21--457.13)

クジャクとカラスのこと。

 あるカラス おのれが人物を驕慢し、クジャクの羽を見つけてここかしこに纏い、自余/の カラスをば大きに卑しめ、我が上はあるまじいと飛びめぐり、クジャクの内に交われば、クジャク安からず思い、「汝は我が一族でないに、なぜに我が一門の衣 装をば盗んで着たぞ」と取りまわいて剥ぎ取り、散々に打擲して場中(ばなか)で恥をかかせたれば、泣く泣くカラスの中に加わり、尾羽(おは)をすぼめて屈 み回った。

   下心。

 徳も無うて誉を掲ぎょうずる者は必ず恥に会おうず。悪人紛れて善人の中に交わるというとも、言語進退(ごんごしんだい)にたちまちその悪が顕れて恥に及 うで退こうずることは疑いもない。


・類話などについて

Houston 21 カケスとクジャク

  カケスは、クジャクの歩き回っている庭園へと入って行き、抜け落ちたクジャクの羽を見付けた。カケスはその羽を自分の尾にくくりつけると、庭に降りてク ジャクたちの方へ向かって気取って歩き出した。カケスがやって来ると、クジャクたちはすぐに彼が偽物であることに気づき、カケスの許へと駆け寄ると、彼を つついて羽根飾りを抜き去った。彼は仲間のカケスの許へ戻るしかなかった。しかし、仲間はその様子を離れた所から見ていたので、このカケスに腹を立ててい た。そして彼に言った。
「美しい羽をつけたからって、素晴らしい鳥になるわけではないんだよ」

Pe472  Pha1.3  Cax2.15  Laf4.9  Krylov7.26  伊曽保2.27 

冗談とまじめ 419 パリで猿が思い上がりに恥じをかかせたこと

 パリに一人の女がいた。この女はある死んだ女の髪が非常にきれいなので、それを切り取って自分の髪の中にへ編みこみ前に垂らした。それで髪がとてもきれ いだと言われて、すっかり思い上がっていた。ある時盛大な婚礼があって、この女も出席した。教会へ行こうとして大勢の人々が集まっていると、一匹の猿が放 たれて、この女に跳びかかり、女のヴェールを剥いで、切り取った髪を引っ張り出した。それで女は頭に毛がないことがわかってしまった。

ヨハネス・パウリ 名古屋初期新高ドイツ語研修会訳 同学社

ペリー621 羽根を全て与えた孔雀

 孔雀は、物静かな王族の鳥であるが、その色とりどりの羽根故、他の鳥たちから際だっていた。その孔雀が鳥たちの会議に出席した時のことである。大烏が彼 の羽根を二枚貰えないかとお願いした。すると孔雀はこう言った。
「お礼になにをしてくれますか?」
すると大烏はこう答えた。
「私は、鳥たちが議会に集まる時に、あなたをよく通る声で讃えます」
そこで孔雀は大烏に羽根を二枚与えた。すると今度は小烏が大烏と同じ願いをして羽根を二枚貰った。そして、引き続き郭公が……他の多くの鳥たちが同じお願 いをし、とうとう孔雀の羽根はみななくなってしまった。寒い季節がやってきて、孔雀は凍え死んだ。
このようなことは、王や伯爵や将軍や司教などの身の上に時々降りかかることだ。土地や城や農地や葡萄園をたくさん持つ者は、いわば、贅沢な色とりどりの羽 根で飾られた孔雀なのである。おべっか使いが彼の周りに集まってきて、領地や葡萄園や城など色々な贈り物を賜ろうと、褒め称えて、ミサを催し、讃辞を述べ ると約束する。こうして馬鹿な孔雀のように、終いには、自分や家族の住む所さえ、分け与えてしまうのである。

Odo of Cheriton 98

参照リンク <エソポ2.18>  童蒙教草2.08イ『仮着したる烏の事 寓言』

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